母乳にこだわると新米ママは精神的に疲弊

母乳が新生児に良いのは分かっている。
しかし、長女も次女も『母乳礼賛』にこだわって、本人ばかりか、赤ちゃん👶や世話をしている実母まで影響を受けたようだ。

ふたりとも、里帰り出産で同じ産院で出産。
その産院は母乳にこだわる病院だった。

長女の赤ちゃんは、母乳が足りずにいつもギャンギャン泣いていた。
定期健診に連れてゆくと
「わずかですが、体重は増えていますから、お母さんなどに『ミルクとの混合哺育にしたら』と言われても、誘惑に乗っては行けません」と看護師さんや医者に言われ、イライラしながら母乳だけをあげ続けていた。

外に出られるようになってから、泣いている赤ちゃんを抱っこして家の周りを子守唄を歌いながら歩いたものだ。

次女ほ現在、わが家に里帰り出産をしている。赤ちゃんも誕生以来一ヶ月が過ぎ、今週健診を受けてから自宅に戻る予定だ。

2時間ごとに授乳をする、昼間の沐浴、赤ちゃんの肌着や洋服のみ洗濯。
後は、母親自体疲れるのか、2階の部屋にこもって、赤ちゃんと寝ている。

自宅に帰ってからは、自分たち夫婦でどうにかやるのだが、大丈夫かと心配になるが、「もう少し居たら」とは、私も娘に言いたくないし、娘も嫌だろう。

マタニティブルーが増えているようだし、実母との関係が里帰り出産を契機に悪化するケースもあるようだ。

私も「もうたくさん」という気持ちだ。
娘のマタニティブルーに影響を受けて、マタニティバァバブルーになっていたから。

私は母乳とミルクの混合哺育だったため、赤ちゃんが寝ている間、いろいろなことができたような記憶がある。

体力の回復も早かったような。

今日買い物に行って、祖母と母親がにこにこしながら乳母車に赤ちゃんを載せていたので聞いてみたところ、混合哺育だったとのこと。

娘と母親の関係を悪化してまで、母乳哺育にこだわる必要があるのだろうか?
と疑問に思った。

その産院でやっている「カンガルー出産」にも疑問を感じる。
生まれたばかりの新生児を産湯につかわせず、身体を拭いただけで、裸のまま母親の腹部胸部に密着させるのだ。

子宮内の温度と外気では気温の差が大きい。赤ちゃんの身体に負担だと反対している医師もいる。実際に事故が起きたこともあるようだ。

出産、育児に関しては、時代によって大きな変化がある。
水中出産なんてのが流行ったこともありました。

娘が赤ちゃんを壊れ物のように扱うのをみると、赤ちゃんには赤ちゃんの育つ力があるのよ、言いたくなるけれど、医師は「お母さん=おばあちゃんの古い育児法に振り回されないように」と教えているから、太刀打ちできない。

わがままな娘が増えたなと思っていたけれど、母乳哺育礼賛によって、新米ママも実母も疲れ果てているところがありはしないだろうか?

娘の帰宅を心待ちにするなんて、悪い母親かもしれないけれど、ブスっとしておっぱい上げてるんだから、お母さんはもっと奉仕すべき、なんて態度とられると、「機会があったら、孫に会おうね」くらいしか今のところ言いたくない。