住み替えのてんまつ2 父親はリア王

住み替えを考え始めたのは今年の2月末。
昨年、次女が里帰り出産をして「あれもしてくれない。これもしてくれない」と不満たらたらで、私たちは婿さんにまで食事を作ってあげ、洗濯も引き受けた。

あげくの果て「新築の建売住宅を購入しました」というメールが届いた。
結婚するとき、昔で言えば『持参金』つまり生前贈与である程度まとまった金額を娘たちには渡していた。

いきなり、「建売住宅を購入しました。義理の両親の援助とお父さんお母さんからもらったお金を頭金にしました。ありがとうございました」というメールが届いた。

お父さんはリア王みたいに娘たちのどちらかと2軒家を建てて楽しく暮らそうと夢見ていたのに----

私は「孫の世話はもう結構!私はあんたたち二人を育てたんだから、お役目終わり。それに共稼ぎの職場までは遠すぎて物理的に無理」と思っていたのだけれど、お父さんの心はひどく傷ついて、草津のリゾートマンションを見に行くほどだった。

しかし、リゾートマンションはどう考えても不良債権
近所に地下鉄の駅ができる前、中古物件をもて余していた人から家つきの中古住宅を(結構安く)購入。

母名義の家を売り、当時金利8%という私たち共稼ぎ夫婦の貯金はふくれあがっていた。すぐに次女が生まれ5人暮らしが始まった。
それから4年ほどで母はあっという間に亡くなった。(その話は別の機会に)

長女も次女も一軒家を構え、残されたのは夫婦2人だけ。

結構頑丈に作られていたけれど、耐震基準が施工される前の家。地震が来たらおだぶつ!
それにメンテナンスにも莫大なお金が掛かる。f:id:Iris0301:20180715061013j:plain
私の部屋から朝晩眺めていた風景

そろそろ、潮時かと考えて住み替えを決意したわけです。