2017-10-24から1日間の記事一覧

『日の名残り』カズオイシグロ〜政治小説としての側面

カズオイシグロ氏がノーベル文学賞を授賞したのをきっかけに、数十年ぶりに『日の名残り』を読み返した。 以前読んだときは、執事という大英帝国の貴族の館に勤めるというか、奉仕する独特の 職業と職業意識、言葉遣い、ミスケントンとの実らなかった愛情と…