米中間選挙〜おっさん政治の終焉

中間選挙に関しては「トランプは勝利した」「上院下院のねじれ」「アメリカのさらなる分断」といった論調があふれている。

 

しかし、どう考えてもトランプは負けてた。

上院は三分の一の改選で、共和党は今までの貯金があるから、たった9議席取るだけで過半数を制することができた。

以下、確定していない議席もある。(定数100議席

共和党は 42+9→51

民主党は 23+22→45

 

下院に関しては、定員435議席、全議席改選で共和党は199 

民主党は222

数字だけを見れば明らかにトランプの負けなのに、なぜトランプ勝利の報道が駆けめぐるのだろう。

日本政府にとってトランプが歓迎すべき人材なのか?

新聞記者、評論家によほど見る目がないのか?

 

様々な論者の意見を聞いてみたが、平野貞夫(元自由党参議院議員)の意見が最も納得がいくものだつた。

「この選挙で私は、民主主義の息吹を感じて希望を持ちました。

多くの女性、若者が投票し、女性議員の増加、サンダースの後継者たちの活躍など。

ただ、民主党自身が分裂しています。

軍産複合体のような連中と生活者の立場からの人々。

女性は基本的に戦争を嫌います。日本には、片山とか稲田とか戦争好きな女性がいるけれど。

こうした人々がアメリカをどう変えてゆくかですよね、興味深いのは」

と言っていた。

同席していた鈴木哲夫(政治ジャーナリスト)

「ねじれが悪いと私は思いませんよ。

国民が選んだものであり、法案を決めるのに時間が掛かるだろうが、バランスを求める国民の要望なんですから」と言っていた。

 

「トランプ風おっさん政治は終わったということですな」平野

 

最近、保守本流を自認する人とリベラル野党の意見が重なることが多い。

これは、興味深いことだ。

 

詳しくはyoutube

"米中間選挙/臨時国会 他 永田町フ〜ゥン録 2018.11.9収録"

をご覧下さい。