NHKTV『消費税導入』の欺瞞

何なんだ!この番組は?

NHKアナザーストーリー『消費税導入』

消費税導入を果たした人たちをまるで英雄のように描いている。

2019年に消費税10%ヘ上げる露払い、ヨイショ番組だ。

 

多くの国民は政府の「少子高齢化社会を迎えるにあたって、社会福祉充実のための消費税導入だ」と平気で嘘をついたのに騙されたことなど一言も触れていない。

 

所得税減税を先行して行い、公明党民主党を抱き込んで、国民をだまして所得税3%導入案を国会で通過させた。

これって、朝3個、夜4個餌を貰っていた猿に「朝4個、夜2個にしてあげるよ」と言うのと同じだ。

よもや、忘れはしないぞ。

 

この後、消費税は5%→8%へと上昇し、消費を冷え込ませ、日本経済はデフレスパイラルから逃れられなくなっているのは、番組では無視もいいところ!

 

赤字財政健全化のために消費税増税は必要だというのが結論だった。

BSNHKは良心的な番組もやっていたけど、最近オカシイ‼

海外ドキュメンタリーしか見るべき番組はなくなったのか!

金持ち優遇税制、企業の減税が庶民のなけなしの消費税で補填され、格差社会、子どもの貧困が起きているではないか!

 沼尻エリカちゃん、ちょっとはお勉強してよね。

ただ、竹下首相が消費税の問題点を包み隠さず国会審議で列挙し、野党も共に考えて欲しい、と発言していたのには、隔世の感があった。

昔の自民党のほうが多少はマシだったんだ。

 

10%に消費税を増税したところで、チョンボな経営をしている企業が考えることは、非正規従業員を増やし、現在は高プロだけに適応されている長時間労働労基法合法化を所得の低い層にまで広げようという魂胆がミエミエだ。

高プロだって問題だというのに。

税金で、アメリカの馬鹿高い戦闘機を買ったり、モリカケなんかにお金を使わない努力こそが求められている。

税金の使い道と一体どこから税金を取ったらいいのか?考える方が先決だ。

民放の「健康で文化的な最低限の生活」のほうがずっと良心的で社会の実体を描いている。

この番組については、また改めて。